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2007-10-07

泉福寺

国許での見仏活動にも目を向けることにしたワタクシこと須菩提。
東国にも衆生の願いを一身に引き受けた仏はおおぜいおられるはずだ!!
以前に触れた「良い仏像」という概念…あれは大多数が西国の仏のことを指すのであろうな。
「国宝」「重文」の肩書きを持つ、美術的・歴史的価値のある「モノ」をいうのであろうな。
ではお前は「像」が好きなのか?  ―否。
お前にとって仏像は「モノ」なのか?  ―否。
私にとって「ほとけ」とは心に寄り添う存在、技術がどーの、様式がどーのという見方がすべてではない。
勘違いしてはならない。
国宝仏や西国仏は「モノ」としての価値しかないという意味ではない。
力と、人と、願いが集まる所には突出して素晴らしい「モノ」ができ、
そして突出して素晴らしい「ほとけ」としての魅力と能力も宿るものだ。
だからこそ私の目も遠くを見つめてしまうというものだ。
だが!
だがな、須菩提。
お前の目と心があくまでも「ほとけ」と求めるのだとしたら、浄土は近い。
人がいれば願いはある。そうしたら、そこに、仏がいるはずなんだ。
己の国許ではどんな仏が愛されているのか?それは興味深いことなんじゃないかい?
(自問自答)

*********************************************************************************

泉福寺 本堂

つーことで(笑)、仏童を伴い車でひとっ走り。乗車時間約15分。
桶川市の泉福寺にいってまいりました。
寺は荒川の河川敷にあり、川のすぐ向こうにはホンダエアポートとモトクロスのコースがあります。
駐車場からは飛び立つセスナが良く見え、バイクのブンブン音も良く聞こえ、幼児は感動しておりました(笑)。
さてこのお寺、珍しい石造の仁王様がおられるんです。
彼らに会うのを楽しみにやってきた私。

乳首が目立つな

(阿)どうだっ!!

ゲンコツいたそー

(吽)これでもかっ!!

彼らは像高約220センチの大きな像…荒々しいわぶっといわでかなりの迫力。
石ゆえか着衣のヒラヒラ感もなく、お相撲さんのまわしのようなものが巻きついています。
そしてどうでもいいことに目がいくのも私だ。
仁王の乳首ってどの仁王もたいてい「すごい」ことになっていますねぇ。
ニップレスでもつけたかのような乳首もあれば、やたらモントゴメリ腺(乳輪のブツブツ)の発達した乳首あり。
顔やポージングだけでなく、乳首にまで迫力をつけなきゃいけないんだろうか?笑
でもこれがフツーのおっぱいだったら可愛すぎて無防備だよね、いいのだな、これできっと。

後ろに同じ形の衝立が…

それからモウヒトツ気になったのが仁王を囲う木製の柵なんだけどね…壊れてるとこ、これでいいんかい(笑)?
むしろないほうが自然だと思うんだけどなぁ…どういう方針なんでしょ、住職。
仁王像は寺の山門にいます。
山門には左甚五郎作といわれる龍が潜み、また健脚祈願の鉄のわらじがたくさんかけられています。
健脚って言うか、やたら豪腕になりそうだよ…こんなところにかけたら…。

牛王観音

山門をくぐり、すぐ右手を見るとこれもまた珍しい!
木々の中にひっそりと牛王観音と呼ばれるほとけさまが立っておられました。
牛頭天王ならよく耳にしますが、牛王観音となると???
故にどんな観音様なのか私も良くわからないのですが、手元の資料に寄れば
この辺は酪農が盛んに行われていたので、近在の酪農家の方々が建立したんだそうです。
馬頭観音が本来の利益や役割を薄め、馬を移動の手段に使う人々がその馬を弔う意味で祀ってきたように
牛王観音もまた、本来の利益や役割があるんだと思います。

拒まれた…

さて石造の仁王に守られて奥に存在するのが大堂(阿弥陀堂)です。
こちらには国指定重要文化財の阿弥陀如来が祀られていたのですが、現在は隣の文化財収蔵庫に移されています。
資料の写真で見る限り定朝様を継承した造りではあるが、
造られた時代が鎌倉であることからもわかるように甘甘なドリーマー的風貌ではない。
どこか、現実見えちゃってるもんね的表情を浮かべ、極楽を夢見る民を冷静に見つめています。
せっかくだから拝観したい所ですが、まったく公開の気配はありません。
あとで問い合わせてみようと思います。
ちなみに大堂の天井に描かれた龍の図の下で手を打つと「鳴き龍」が聞こえるんだそうです。
この現象、日光東照宮や京都相国寺等が有名ですね。
音の長いこと反響して、天井の龍が鳴いているように聞こえるという…。
私もやって見たいと思っていたのですが大堂および収蔵庫には近くにすら寄れませんでした。
だって柵がしてあるんだもの…(´Д`)ハァ…
本堂にも入り口の所に柵が設けてあって近づけやしません。
観光地ではないお寺ってこういうとこが多いですね、なんだか人の庭に無断で入っているような心地がいますわ。
決してウェルカムではないのよね。

板碑&地蔵

門を出て駐車場の脇へ。
そこには歴代住職のお墓がずらりと並んでいます。
その中に御地蔵様と板碑が2基。…折れちゃってますね、でも眼前に広がる草むらの中に落ちていそう。
平安時代には源平合戦や戦国時代に相当被害にあったそうなので、そんときかしら。
嗚呼、板碑板碑…。これに囲まれて暮らしていた日々が懐かしい!わーい、緑泥片岩だぁ!笑

でっかいかぼちゃ!と思いきや牛の草の塊だった
寺の前は銀杏並木が続きます。
銀杏の実もだいぶなっており、茶碗蒸しが作りたい名…と私も拾ってきました。
境内も広々として気持ちの良い寺です。これからは紅葉してよい季節でしょう。
埼玉の良いお寺の近くってサイクリングコースがすぐ側を走ってたりしますが、ここもまた同じ。
川沿いを、土手を自転車で走ったら気持ちが良いだろうなぁ…あ、そうか!!
上尾方面に流れてゆく自転車さん達を見ていたらまっすぐは帰れませんでした。
私達も(車で)上尾へ!!
そしてサイクリングコースが延びている上尾のその地・榎本牧場まで行ってきました。
「ア〜イシュ!ア〜イシュ!も〜も〜コワイコワイ!」
と呪文のように唱える息子のいうとおり、目的は手作りジェラートです。
今月はハロウィンをあって、牧場内には大きなかぼちゃがたっくさん飾られていて可愛い。
アイスもクッキーサンドのものが期間限定で出ていて、かぼちゃ、ラムレーズン、ヘーゼルナッツの3つのお味が楽しめます。
牧場裏手の荒川沿いには彼岸花が咲いていました。
桶川から続くサイクリングコースを歩いていると、ホンダエアポートから飛び立ったセスナが頭上を飛んでゆきます。
いいなぁ、国許も。笑

tag : 家族

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石造の仁王様って、やはり珍しいのですよね。初めて見ました。
なかなか迫力があって面白いですね。

最近は船に忙しく、その合間に仕事して〜という状態で、
御朱印帳も出す暇なし・・・
ようやく涼しくなってドライブにも最適な季節となってきたので、
私も近間のお寺巡り再開したいデス。

早速の東国巡礼記ですね

一枚目の画像、シビ(漢字忘れ)といい屋根の形といい唐招提寺金堂大屋根の
プチサイズじゃないですか?!
お庭もさわやかでいけてますね〜〜。

でもウエルカム雰囲気じゃないって、そうなんですよね。
私も真言系のお寺だったんで親近感が湧き境内をうろうろしていたら
住職さんらしき人にしかられたことがあります。
あくまで個人の敷地内、なんですよね。

でも東国でもお客を珍しがって話し込んでくれる住職さんなんかも
たまに居ます。
仏童パワーで「うちの秘仏見てく?」ってなことにもなるかも??!!





まゆきさん

屋久島クルーズ、楽しそうでしたね!おかえりなさい!!
船に忙しいなんて、幸せですね〜♪ミッション満喫されて羨ましい限りです!
私も仏めぐりに精を出すぞー

石造の仁王様…思い起こせば石屋さんの前にはよくおいてあったりしますが
実際、寺の山門にいるのは中々ないですよね〜ホント珍しいです。
なかなか味わい深いというか、色彩を施されたものと違って風化による変化が少ないので
昔と同じ姿を眺めているんだな〜と思うとちょっと嬉しくなったりします。

あ、そういえば、泉福寺はご朱印やってる気配がなかったな…

コビトさん

早速!(笑)いってきましたよー郷土史誌とか借りて参考にしつつ。
この辺もよくある「駅からハイキング」でコースになってたりするのでオープンかな?
と思いきやそうでもありませんでしたね、個人の敷地内ですね、まさに。
歴史や文化好きのおじさんサークルとかはこんな街の寺でも良くいくのでしょうが
女子一人だと相当珍しいですからね…何か用?何しでかすの?みたいな視線が痛い。笑
若い時はオヤジさんばかりの公民館サークルでも入ってみるかと懸案したものです。
でも今は…息子ちゃんがいれば視線も和むなと…お察しの通りで!

しかし、叱られたりもするのですか!!そ、そんな…何のための寺なんだい?
小心者なんで、気後れしちゃいますよ、私。

埼玉、ステキ☆

埼玉ってステキなお寺が沢山あるのね〜☆
でも、仁王さんを囲む柵の壊れたところ、確かにちょっと…笑。
他に良い方法がありそうなのにね。

>これに囲まれて暮らしていた日々が懐かしい!わーい、緑泥片岩だぁ!笑

あの、でかーーいやつ?
須菩提ちゃんに会いに行ったのが懐かしいなぁ。

ところで、截金の人間国宝の江里さん(奥さまの方)が亡くなったの知ってる?
この間、うちに来てくださった時はお元気そうだったのにと義母が残念がっているよ〜。

息子くんのお誕生日、お祝いを言うのが遅くなってゴメン!!
おめでとう!
あれから2年か…。=私が結婚してから2年。
月日が経つのはあっという間ねぇ(-_-;)

山の上の住人さん

お山のほうは紅葉進んでいますか?
もう朝晩は寒いくらいでしょうかねぇ?
山の上の住人さんのとこもHPでしか存じ上げませんが、広くて素敵よね。
お寺って仏像も在るし、空間的にも気持ちいいし、巡ると楽しいね。

それから、お祝いありがとうございますー!!
息子もはや2歳、そちらのご夫婦も一緒になって2年かぁ…ほんとにはやいよね!
そちらこそ、おめでとうございます!!少し早いけどね。
あの時は乳児もいたし体調もいまいちで、結婚式に参じられなかったのが心残りです。
今度ビデオ見せてネン♪

截金の方、私は存じませんでしたが残念ですね。
おうちへは仏像の修復とかでいらしたの??ビッグなお客がきますなぁ。笑
プロフィール

須菩提

Author:須菩提
朝から晩まで、2名の仏童様方にせっせとお仕えする日々。彼らのお世話の彼方にホトケがうっすら見えまする…。西方浄土ははるか遠く、思慕の念は深まります。

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