--------

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007-12-22

鎌倉みほとけ紀行 隣人は象息子之巻!

前に進もうにも、後ろに退こうにも、どうにもこうにも身動きが取れない…。
我々は横断歩道すらマトモに渡りきれない「るつぼ」にいます。
鎌倉はド中心地、鎌倉駅から鶴岡八幡宮にかけての一帯です…そう、そこは小町通り。
夫が以前、鎌倉出張の折に同僚に連れられて食べに行ったレストランが美味しかったというので、向かっているのです。
ちなみに、このへんにありがちな和食店ランチセットの名称は
静御」。
大体1000円で色々ついてるけど、色々と微妙そうだ…。

コアンドル

場所は小町通りの真ん中あたりでしょうか?
店の名は「コアンドル」、フランス料理のおみせだそうです。
概観は古い建物で、ツタが絡まり、なにやら歌舞伎町にあった名曲喫茶スカラ座を思い起こさせるような…。
灯りがなく看板が出ていなければ一見廃屋にも見えてしまうところが、同じです(笑)。
でも、こじんまりと可愛いお店。
昭和43年創業で、ホテルオークラのレシピで作ったデミグラスソースがウリだそうです。
ビーフシチュー2940円、ハヤシライス1890円、他はみな2000円以上のメニュー。
考える間もなく、ハヤシライス2人前で決定ですわ。
店の前にできた行列の最後尾に加わり、せこい金勘定をしているところで息子再び就寝。
しめしめ、寝ている隙に夫と抱っこ交代だと、そおっと我が胸から引き離すと…駄目でした。
小町通を行き交う人の10分の1はコッチを見たんじゃないかと思うほどの大声で「ギヤァァァァァーー!!!
前に並んでいたカップルは順番譲った方がいいのか、もう少し落ち着かせてからの方がいいのか当惑されてましたね…スミマセン(笑)。
やっぱり緊張続き、睡眠不足に陥ると幼児って駄目ですねぇ(x_x;)
その場は駄々封じの奥の手「ちよこれいと」で収め、並び始めて20分位にやっと店内に案内されました。

夫と店内とハヤシライス

店内の雰囲気とハヤシライスは↑の通り。
煮込まれた肉はほろほろやわらかく美味しくって、息子も良く食いついていました。
お高いだけあるわねん、おーいーしー!
でも…量がすくねーーーっ!!ヽ(`д´;)/
並んで待って苦労して入ったにもかかわらず、食事はたった数分であっけなく終了しました。
「もう一皿いけるね、まだ入るね」と店内でも店外でも未練たらたら言い合う夫婦。
でもほんとにもう一皿ずつ頼んだら、昼食代で7560円も落とすことになるので頼みませんでしたが(笑)。
美味しいけど、高くて少ないってほんとつらいわー。
まだ口の寂しい私と息子は若宮大路にあるスイーツのお店「OVALE」でブリュレ・ソフトクリームを買い食い。
こ、これはおいしい!!振りかけられたカリカリのカラメルがたまらんっ!
鎌倉でよくみかける芋ソフトの店で買うより、これはよっぽど正解。
小銭数枚で満たされるって、ほんとありがたいですわ。

宝戒寺

息子とソフトクリームを奪い合い、齧りあいながらたどり着いたのは、宝戒寺
ここは、狙ったわけではないのですが、またも土紋が施された仏のおわすお寺です。
「ここは子育てのご本尊がいらっしゃるからね」
受付を通ると係りのおじ様が、にこにこ笑いながら私に仰いました。
門前でコーンをよこせ!さもなくば早く食べよ!と押し問答をする母子を見ていたのでしょうか?(笑)
さて、靴を脱いで本堂に上がると、そのご本尊がいらっしゃいます。
子育読経地蔵と呼ばれているこの地蔵は、珍しい坐像のスタイルをとります。
立像である脇侍の梵天・帝釈天と同じ位の大きさに見えるので150〜170センチはありましょうか?
大きくて安心感の得られるいい感じの地蔵様です。
梵天・帝釈天の方も中々の男前で、天部界のプリンス東寺の帝釈天様の親戚筋っぽいお顔立ちです。
・・・まあ、ハトコくらいな感じで(^_^;)ゞ
同じ堂内にはもう一体小さな地蔵がいるのですが、こちらは男くさい地蔵で面白いです。
つるつるスキンヘッドではなく、髪の毛が1,2ミリ残ってる坊主頭。足利尊氏の念持仏だったそうです。

ここにパオーンいるよ

はて、土紋の施された仏像はあったかいな?
…実は、土紋で装飾された仏様がいるのは、本堂の脇に立てられたお堂におわすあのお方です。
その名も大聖歓喜天
わかっていても思わず石段を駆け上がり、中を覗いてしまいました。
ああ、やはり秘仏。
日本では歓喜天像は大概秘仏として扱われており、我々の眼に触れることは滅多にないのです。
国宝指定を受ける歓喜天は存在しませんが、唯一重文指定を受ける歓喜天はいます。
それが、この宝戒寺の歓喜天…ぜひとも拝ませていただきたいものですなぁ。
150センチはある大きな像だそうです。立派なお厨子に納まっていらっしゃいました。
ちなみに歓喜天とはどんな姿をしているのか?
それは驚くなかれ、「象頭人身の男天と女天ががっちり抱きあう双身像」です。

『インド神話入門』より拝借 新潮社発行 長谷川明著

奇異ですが、印度渡来のガネーシャと言う象頭の神様が仏教に取り入れらたお姿なのです。
しかもこの像には更に驚くべき設定がありまして、女天の実の姿はあの十一面観音であります!
これはこの歓喜天、魔神というべき性格も持ち合わせており、中々のことでは仏教に帰依しそうになかった。
そこで十一面観音が彼と同じような彼好みの女の姿に化け、己の身と仏法守護を交換条件に彼を陥落したんだそうです。
す、すごいな。すごい取引だな。
いや、その前に十一面さん、かなり捨て身です!!
そうして思いを遂げ、彼は歓喜を得て(笑)、その名も歓喜天と名乗るようになったんだとか。
この象の神様は生まれの印度でもすごい伝説を持ってます。
まず、出生から。
なんと、お母さんとなるべき女性の垢でよられた人形に命が宿って、ガネーシャになったのです。
元祖・垢太郎かよ!(笑)
しかしお父さんに一回首を掻っ切られていまして、もともと人頭だったものをわざわざ象の頭に付け替えられて今に至るのです。
そしてしかも!お父さんはあの怖いシヴァ神。この象息子はシヴァ家の堂々たる長男なのであります。
あな、おそろしや…。
なんとも難儀な神様ですが、パワーは絶大です。
気に入られれば、なかなか難しいと思える願い事でも叶えてくださるんだそうですよ。
気に障られれば・・・・・なのでお気をつけなすって。
それにしても印度の神様って元気いっぱい、感情全開で、面白いですねぇ。
仏教サイドも、理知的で寡黙なフリして、何が何でも手に入れようって姿勢がまた笑えますねぇ〜。

子育読経地蔵

後付けでなんですが、ここのお寺は北条得宗家のお屋敷が立てられていた跡地なんだそうです。
また、萩の寺としても有名で、季節には大勢の人で賑わうようですよ。
…なんて、こういうことは全く無頓着で、私は素敵な象息子に思いをはせ、
夫は(それとは知らず)水子地蔵の風車を「きれいだなー」と激写して(笑)、拝観を終えたのでした。
歓喜堂はともかくとしても、なかなかオープンでいい雰囲気のお寺でした!
最後にご朱印はこちら。
「子育読経地蔵尊」


宝戒寺

住所   鎌倉市小町3-5-2
電話   0467-22-5512
アクセス   鎌倉駅から徒歩13分
拝観料   100円。小学生50円。
拝観時間   8:30〜16:30

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

嗚呼歓喜天。

上野の待乳山聖天に行った時「歓喜天のご本尊って見られるのか!」と
なぜかうきうきした記憶が(笑)
一度でいいからご本尊みたいですよね、歓喜天。

もしよかったら目黒の安養院ってところの「安養院美術館」に行ってみてください!
http://www7.plala.or.jp/anyoin/index.html
すごいですから!(笑)歓喜天どころでないですから!

…って私、歓喜天にしか食いついてないですね、失礼しました(笑)

creamさん

目黒の安養院は私もずっと行きたいなーと思っているところの一つです。
隣県だからちかいしいつでもいけるな〜なんて思ってていまだにいってません。
チベット美術が多いんですよね?!
確かに「抱きあう」どころか、「そのもの」ってのばっかりですね(笑)
creamさんはウスサマの下着買いましたか?
HPははじめてみましたーおもしろい!!
寄生虫も博物館も是非いってみたいので、近々いってみようかと思ってます。

聖天さんは縁結びも結構きくってはなしですね。
プロフィール

須菩提

Author:須菩提
朝から晩まで、2名の仏童様方にせっせとお仕えする日々。彼らのお世話の彼方にホトケがうっすら見えまする…。西方浄土ははるか遠く、思慕の念は深まります。

カレンダー
最新の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログペット
ウサギのもんじゅです。
構ってやってください!

カテゴリー
検索されます?
リンクリスト


リンクに加えてね♪

List Me! by BlogPeople

覗いてみたら?
お便り大歓迎!

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター