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2007-04-29

軍荼利見仏紀行!第3弾見仏編 その弐

(その壱つづき)

収蔵庫の中に見物客がわんさか

あぁ、やっぱりちがう…。
埼玉県立歴史と民俗の博物館で日参して(笑)眺めてきた、軍荼利様のレプリカ。
ガラス繊維で作ってあるということで少しテカテカしていたけれど、写真を見る限り
そっくりなので、私は長いこと、「見た気」になっていたのでした。

肝心の軍荼利について述べます。

埼玉県内でも最も古くに作られた仏像のひとつで、
平安時代末期の作、像高228.8cm、ヒノキの一木造りです。
体に蛇を巻きつけ、髪を逆立てる憤怒の相を呈しています。
もともと軍荼利とは「とぐろを巻くもの」とか「甘露の入った瓶」を意味する言葉だそうです。
薬師の薬壷のように、これで人々の心のケアをするのですね。
そして一面八臂の姿をし、直立不動、動きのみならず衣文や髪や顔の細部全体の表現が非常に簡素、
「素朴」というより「朴」、正に野卑な山男といった感じです。

下らない妄想に飛ぶと、毎日炭小屋に入り浸って、観光地近くの無人販売で炭を売って生計を立ててる感じ?
顔を真っ黒にして、タンクトップのメンズアンダーウェアは茶ばみ
首に巻いたタオルも真っ黒、常時黒長靴を履いています。
たまたま観光客に姿を見られると「謎の巨人」と騒がれ、勝手にUMAのレッテル貼られ、
それがますます彼を里から遠ざけているんですって。
でも、彼は野卑で強面な外見とは裏腹に、小鳥と会話ができるシャイで心の優しい男なのです…。
イメージできましたね?

本当はココに私が描いたイメージを載せたいのですが、風邪のため断念…

…下らなくって申し訳ありませんが、この妄想を念頭において聞いてください。
軍荼利の胸からお腹にかけては大きな裂け目があります。
非常に乾燥に弱いらしく、係りのおじさんも
乾燥した日は開帳日であろうと収蔵庫は開けたくない
と仰っていました。
開けたくないどころか実際開けないようで(笑)、私が見仏した日もあけないつもりだったのに
たくさんの方がどーなんてんだ!と押しかけたそうでしぶしぶ開帳したんですって。
開帳については、4月15日と冬至と年2回定められているものの、乾燥している日、湿気のひどい日は開けない方針らしいです。
そして開けたとしても、なんと外で行われている行事の最中、午前午後各1回と仰っていました。
時間は?ときくと「イヤ、外で護摩焚いてるときだぁ」とのこと。
行事を見ていたら軍荼利には会えず、軍荼利に会っていたら行事は見れず…なのかっ?
極めつけは開帳時間各回およそ5分
はっきり行って飯能まで足を運んでも拝める確率は非常に低いようです。

事前に電話したら開帳の有無はわかりますか?とたずぬれば、
「いや、気候は刻一刻と変化しておるから…」と渋いお返事。
とにかく、彼(軍荼利)はシャイだし人付き合いが苦手なので、
理由をつけて面会を断りたがるんですよ、きっと。
でも情熱と全面的好意を持って交渉すればイケルと思います天気さえ良ければね
私もとっくに正規の開帳時間5分は過ぎているものの、おじさんに軍荼利への熱い想いをぶつけ、
更には開帳について細かく質問もぶつけ、更には息子にかわいいしぐさでお辞儀をさせ、開帳時間3分は伸ばせました
また、収蔵庫ができる前までは、本堂裏手↓に安置されていたそうです。

昔はココにいたらしい

私のいつもの見仏時間より非常に短い接触となりましたが、こうなると感覚の方もバリバリ働いてくれるようで
見たぞ」という一応の満足は得られました。
ちなみに五大明王ということで、本来は五尊祀られていたのですが、
文政13年(1830)の火災で堂塔僧坊もろとも焼失してしまったのだそうです。
あぁ、心許せる仲間達がいたのにお亡くなりとはなんと痛々しいのでしょうか。

ついでに称名寺の運慶作大威徳もきっとお仲間がいたのでしょうね。
あんな腕や足がもげた状態を見ると、きっと寺の中に仲間の手足くらいは残っていそうな気がします。

さて、「軍荼利見仏紀行!第3弾見仏編」、長々とお読み下さりどうもありがとうございました。
懲りずに第4弾に書き漏らした諸々を綴る予定ですので、楽しみにお待ちくださいませ(^^)/~

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いやぁ、楽しませていただきましたm(_ _"m)ペコリ
茶ばんだアンダーウェアのくだりは、隣で息子が寝てるというのに爆笑(笑)
軍荼利、私も見に行きたくなりました!
私ならセクシーポーズ決めてもう2分伸ばすかな!( ̄ー ̄ニヤリッ
でも子供の笑顔にはかないませんけど…。

飯能なんですね、高麗神社と共に一日かけて行ってみるかなぁ。

さすがじゃ!!

creamさんと同じく、息子が寝ているのに爆笑!!
埼玉にもステキな仏像が多いのね♪
しかし、開帳時間を3分も延長させるなんて、サスガ!
係りのおじさんも、熱意のある方に見てもらえて嬉しかったんじゃないかな?

明王といえば、うちのお不動さんも結構見ごたえあると、
旦那さまが申しておりますよ。笑

ところで、大威徳明王がまたがっている水牛、
ちょーカワイイ!!という時ない?
…私だけ…?笑

はー、やっとお山に戻ってきてから落ち着いてきたよ!
そろそろ枝垂れ桜も散ってきました。
もうすぐ石楠花が綺麗な季節よv-254

ところで、ダンナさん、お怪我は無かったの?笑
お大事にと伝えてね!

creamさん

アンダーウェア、なかなか臭いそうでしょ?笑
まだ38歳だけど、お風呂は週に一度で普段は川で行水して終わりなんでね、ちょっと。

是非是非行ってみてください!軍様ご開帳は今年は後、冬至の日のみですよ。
その日は「星祭護摩供」がなされるようですので、外でモクモクしてるときが開帳時間です!笑
あといいですね、高麗神社と聖天院も近くになるから楽しめますね!
日高までいらしたら最後は、サイボクまきばの湯で汗を流されることをお勧めいたします♪

えびせん不動の奥様

>うちのお不動さんも結構見ごたえある
って、えびせん不動様のことですか?爆笑!!
あの画像、私の前の携帯と共に水没してしまいましたが、また新しいものあったら見せてください。

開帳時間確かに3分は伸ばしたけれど、だんだんおじさんが出口に後ずさっていくんだよね(笑)。
そんなに閉めたいか!年に2度くらい我慢センカ!なんて思いました。

大威徳の牛かぁ…仏像の乗物ってたいてい可愛いよね、小さいし!
東寺梵ちゃんのガチョウもナイス!だと思います。

お山はこれから花盛りですね、えびせん不動様とぼっちゃまと楽しくお過ごしくださいね!
うちは風邪で全滅です!笑。あと怪我はないので全然大丈夫です!!ありがとん

つれない秘仏

「気候は刻一刻と変化しているからねえ・・・。」
に吹き出し(笑い)!
もうほんとに大事な恋人(ちょっとお召し物は年期は入っているけど)を隠しておきたいんだろうな〜。
でもその光線の加減の刻一刻と変化するさまの中の軍荼利様を見たい!ですけどね。

手元に画像がないので怪しいのですが、こちらの明王様、
島根の投入堂のなかの明王様(こちらは5体くらいいるかな〜?)にとっても似てらっしゃいます。
飯能!!!見に行きたいです。
あ・・・でもまた一年後なんですね・・・・。

コビトさん

投入堂におられるのって、蔵王権現ですよね?似てらっしゃるんですか?
私まだこちらは未踏の地なのでぜひいってみたいです!!
島根は遠いけど、飯能なら東京から近いですし、是非行ってみてください。
軍荼利さんは今年はあと1回見仏できるチャンスがありますよ。
12月の冬至です、火渡りするなら来年ですけどもね。

軍様の開帳担当のおじいさんも面白いので、是非お会いしてきてください(笑)

投入堂

昨年国立での一木彫りのぶ厚い展示録、もしご購入でしたら
248Pに載っていました、蔵王権現。
あんまり似ていない??
こちらの方がちょいと洗練されていますかね?佇まいが・・・。
軍様(ってお呼びしていい?)のほうが素朴で荒削りな分、直線的な
勢いがあるような気がするけど、いかんせん写真ではよく分からない。
やっぱ本人に会いたいですよね・・・。

投入堂の方は開山期間等忘れてしまったけれど、
たしか予約制、人数制限有り、だったような。
しかもお堂まで道なき道を登ること2、3時間。
投入堂撮影の時既に車椅子だった土門拳は、自分をしょいこに乗せて
人に担がせて登ったという、まざにご自身が不動明王のようなエピソードも・・・。

ある程度若いウチに・・・行きたいですよね〜。


コビトさん

見ましたよ、投入堂の蔵王権現!
確かに似てますね、作風が。あと硬直具合もね、笑。
でも軍様のほうがおっかないですね。
法隆寺の百済観音って人間離れしてて怖いじゃないですか?
それと同じように、不可解にでかくて表情も共感できず次に何しでかすかわからん!みたいな。
そういう同調できないところが軍様にはありますよ。

コビトさんは投入堂いかれたんですか?
たどり着くまでがすごいんですよね、私もテレビで見て存じております。
あと、土門拳の『古寺を訪ねて』でも三仏寺のとこ、よく覚えています。
不自由な体を弟子達が1m押上げ、それを600回こなせばつくだろうという話や
「おれは断乎として登る。おれが絶対登れるように、君達は万全の策を講じるのだ」
というくだりはスゲーとしか言いようがありません。

うーん、私も息子におんぶして連れてってもらう前にいかなきゃ!!
プロフィール

須菩提

Author:須菩提
朝から晩まで、2名の仏童様方にせっせとお仕えする日々。彼らのお世話の彼方にホトケがうっすら見えまする…。西方浄土ははるか遠く、思慕の念は深まります。

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