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2007-06-05

西方浄土への復帰をかけて!〜5月20日・室生・長谷・明日香編 その弐〜

前回の記事で書き忘れましたが、まんまんちゃんとは「ほとけさま」を意味する関西の幼児語だそうで。
「まんまんちゃん あん」で「のんのん へぇ〜」と同義だと思われます。
「まんまんちゃん」「のんのん」はともに「ほとけさま」を意味し、
「あん」「へぇ〜」で合掌して頭を下げる動作。
これを知らなかった私は、金堂のおば様が「まんまんちゃん」というのを「ママちゃん」と聞き間違い
何言ってんだろう?わたしがなんだって??と( ゚д゚)ポカーンとなってしまいました(笑)。

お干菓子…ぼろぼろだぁ!!

さて、金堂で華々しき幼児体験を済ませた我々は、次なる御堂へ。
灌頂堂(本堂)、こちらには如意輪観音が祀られております。
ワタクシは先に申し上げたとおり、ダーティーな邪鬼でございますので
こちらのご本尊はちょっとタイプと違うから(ごめんなさいごめんなさい〜)
ご朱印はもらわなくていいやー!なんて思いつつ軽く見仏して通り過ぎようと思ったら…!!
「ちょっと…!!」
灌頂堂のお守りの怖そうなお爺さまに呼び止められてしまいました。
ヒィッ!!私の拝観方法が何か失礼だったでしょうか?それとも心を読み取られた??
妄想内ではずうずうしいくせに小心者の私、笑。
そこのボクに、これと、言葉少なに指し出す手にはお干菓子が!!
どうも怒られるんではなく、お爺様は息子にこれまた仏様のお下がりであろうお干菓子を下さるというのです。
「わ!どうもありがとうございます〜。」
堂内のご朱印スペースから声をかけられたので、受け取るために靴を脱いでお爺さまの前へ。
「キミはいくつなの?そう、一つか。」
お菓子を受ける取るとニコニコの息子は、大きなおりんを鳴らしたくて観音様の前へすたすた。
「…鳴らしていいよ、2回ね」
息子の行動を先読みするかのようにお許しの言葉を頂き、息子とカーンカーンと2回鳴らしてのんのんへぇ〜。
こりゃ素通りはできないと、息子のご朱印帳に一筆書いていただきました。
そして息子がどうもどうもとお爺さまに頭を下げるものですから、
「ママにも…おばあちゃんにもね、あと、あの人(阿難陀)に」
と私たち大人までお干菓子をいただきました。息子の徳のおすそ分けです(;^ω^)

五重塔 この階段をせっせと…

「まさか声かけられると思わなかったねー、しかもまたもらってるし!」
「金堂のおば様から、仏童がいくぞ!って内線連絡でもいったんじゃない?笑」
修復された五重塔の前までそんな話をしながら進んできました。
これより先は奥の院。急な石階段が延々と続く奥の院。行くか?行かないか?
無論、息子はまだ登りきる脚力はないので、親の私が当然抱いて登るより他ありません。
せっかくきて奥の院の清々しい空気を吸わせずに帰るわけにも行くまい…
決意を固め12キロ&重たいママバッグを担いで登り始めました。
重くてキツくて暑苦しいのは想像に難くないでしょう?
当日は寒い位の気候だったのに、登り始めて5分で半袖になりましたとも…そんな元気者、山内で私だけ。
少しでも童子のお役に立って徳を積むのだ〜ハフハフッと頑張る私。
でもすれ違う参詣者は邪鬼など眼中にあらず!
「あらあら、こんなに小さい子ががんばってのぼってるよー!!」
…フ、フフフ。フフフフ…別にいいさ、そうそうこのちっさい子が登ってるんですよっ(苦笑)。

奥の院でも小石遊びに興じる息子

さて、どうにかこうにか登りきり、楽しみにしていたおみくじをひきます。
大吉!!やったーー!!!
実はここの奥の院では、私は大吉しか出たことないのです♪縁があるのね、室生寺。
さて、ワタクシの母殿はこちらでもご朱印をもらったのですが、
係りの方が間違えて1ページ飛ばして、書いてしまったらしいのです。
「申し訳ない!!こんな事はこの仕事してて初めてだ〜っ」
とかなり恐縮されたご様子で、ご朱印代は受取れないとまで仰ったそうです。
もちろん、こちらは気になりませんからとお代は置いてきました。
奥の院登頂記念に赤ちゃんカメラマン(息子)がみんなを撮るというのでカメラを渡して一人ひとり撮って頂きました。
これは完璧なる妄想ですが、最近息子がカメラに興味を持ち、
ましてやこんな仏童体験までキメてくれると、母はこんな思いにとらわれるのでした。
土門拳になったらどうしよう!!と。
「どうしよう」=「困る」ではありません。「素敵過ぎてヤバくない?」です(笑)。
土門拳じゃなくて、入江泰吉でもいいのよ。
もしお前が室生寺で撮影の仕事をするときは、この母も一緒に連れてきておくれ。
そして今度は老いた母をその背に背負って、奥の院まで連れて行っておくれ…(遠い目)。

大和国 室生山 女人高野 室生寺

そうこうして休んでいると、ご朱印係のおじ様が母を捜してやってきました。
そしてページ飛ばしをしてしまったお詫びにと、室生寺手拭いを手渡しにきてくだすったのです!
ページ飛ばしなんて結構あること。私も阿難陀もこんなお詫びもらったことないわい!!
うちの母は、坂東札所のとあるお寺でも各寺の名前の入った散華33枚をもらったり
初詣した神社の振る舞い餅(争奪戦になる)をなぜか1人で幾つももらってたり
なかなかいただけないお寺の行事で使用した縁起物を「あげる」といとも簡単にもらったり
(寺めぐりのときだけじゃないんだけど)なにかとその手中に福が舞い込んで来たりします。
これも徳なの?
いや、清さの問題かな。幼子同様値踏みしない素直さがあるからねぇ。
それにコミュニケーション能力!物怖じせず、誰にでも愛嬌を振りまくのは息子も同じ。
フ、真似したくても今更真似はできません、キャラ全然違うしな…諦めよう(笑)。
さて、登りきった疲労で膝をカクカク笑わせながら、恐る恐る下っていきます。
息子はいい具合に疲れて気持ちよさそうに、抱かれながら寝てしまいました。

あれ、ちょっぴり…

じゃ、最後にクールな釈迦如来に挨拶して帰るか!と弥勒堂に立ち寄りました。
お堂の前で息子を抱えたまま記念撮影していると、阿難陀がちょっとちょっとと私に慌てて声をかけます。
すると手に持っているのはブルーベリーヨーグルト&スプーン!!
弥勒堂のお守りのおじ様が「あの子にやって」と息子に差し出したのだそうです。
「仏童が奥の院を下りて帰るらしいよ!」
なんてまた内線連絡行った(笑)?しかしすごいな、寝ててももらえるんか、お前は…
息子に代わって私たち保護者3人がお礼申し上げ、本日の室生寺仏童伝説を振り返るのでした。
最初に拝観料をお支払いした受付を通過すると、受付のお姉さんが「スミマセ〜ン」と我々を呼び止めました。
すわ!!きたきたきた〜っ!今度の戦利品はなあにかな〜?!
期待に満ちて'`ィ (゚д゚)/!元気に振り返ってみました。
「ママさん、カーディガン、ひきずってますよ!」
…はい、すみません。思い上がってすみません。邪心ばかりですみません。

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前回に引き続き素晴らしい仏童っぷりですね!
でもそれはきっと、室生寺のあのきっつい階段を息子ちゃん抱えて
一生懸命に登るママへの労いもあるんじゃないですか!?

私はあの石階段を登るのに心底ばて切って(若かったので?!駅から室生寺まで歩いてしまい)
奥の院の記憶がぶっ飛んでないんです。
須菩提さんの奥の院の画像みて、よみがえってきました、記憶が!
こんなんだった〜〜!!

まんまんちゃん

そうそう、関西では「まんまんちゃん」です(笑)!やはり違いがあるんですね〜〜。
私は某密教系寺院の幼稚園に通っていたんですが、
「ののさま」という歌を歌ってた覚えがあります。
「のんのんののさま」とかいう歌詞もありましたよ。
ののさま=観音さまでしたので、「のんのん」は観音さまのことでしょうね。
では「まんまんちゃん」は一体…(爆)

うちの娘は、いきなり「ブツ!」…なかなか失礼なヤツですよね;

ところで、ママさん見仏グッズとして、母子手帳ならぬ仏子手帳はどうでしょう。
いや、仏童手帳の方がいいですかね〜〜。

コビトさん

駅から室生寺までっっ??あの川沿いに歩かれたのですか???
素晴らしい健脚ですね!笑。さぞ室生寺の涼風が心地よかったかと存じます。
仏友・阿難陀も大雪でバスがストップして歩いたって話を前に聞きました。
やっぱり交通事情が悪かったのですか?

仏童のオマケの邪鬼母のことなどやはり皆さん目に入ってないかと…笑
それにしてもヨーグルトにスプーンまでついてるなんて笑えますよね、準備良くて。
自分のお昼を削ったのかな?できればあの場で食べて欲しかったんでしょうね。

青垣さん

ぶ…仏童手帳!!その話、のりました!!!爆笑

(ムラムラと湧き上がる妄想…)

・合掌ができたら「仏童」を名乗れます。
・「仏童」とは合掌できた年齢〜小学6年生までの仏像を愛する童子が対象です。
・仏童になると「仏童手帳」が交付されます(手帳は志納制、保護者の許可不要)。
・「仏童手帳」は見仏推進委員会所属の全国有名寺院にて取り扱っています。
・見仏推進委員会は国宝仏・重文仏所有の寺院は強制加入、その他任意加入です。
・見推委所属の寺院では、手帳の掲示により何かしらの「仏童」体験や「仏童」支援待遇が受けられます。
 (各寺院要問合せ)
・サマースクールでは円空仏教室やお見拭い体験など保護者も楽しめるイベントが行われます。

今、ふと思いつく限りを並べてみました。
そうしますと、どこかの組織に「仏童教育普及課」を作らねばなりませんね。
やはり、日仏会様?笑。

※上記はすべて須菩提の妄想です。組織名もイベントもすべてフィクションですよ!気をつけて(笑)

私も歩きましたよ

そういえば私も室生寺から室生口大野の駅まで歩いたことありました!!
ちょうど石楠花の時期にぶつかっちゃって、寺から駅までのあの道が、
観光バスやら車が数珠繋ぎ状態で動かなくなっちゃって!!
もちろんバスも来ないし、もし乗ってもどうせ動かないだろうし(間違いなくぎゅう詰めだし)
もういっそ歩いてしまえー!!と、相方と二人で歩いて帰りました。
今はもうできないでしょう…多分…。

青垣さん

石楠花と紅葉はめちゃ混みらしいですね!
他の時期は土日でも静かでいい感じの寺なのに…。
そうなると徒歩という手段が出てくるわけだ…御疲れ様でした。
幼児を伴っての今後の見仏ではありえないですよね、シーズンはずさないと!!

仏童手帳!
表紙は麻耶夫人ですか?釈迦誕生仏ですか?!
いいですね〜妄想膨らみます!!!
ところで>「国宝仏・重文仏所有の寺院は強制加入」
の「強制」のあたり、邪念(見仏欲)抑えて抑えてっっ(笑)
でもまったく同感しちゃいます・・・。

>青垣さん

そのお歌は「♪のーんのののさま仏様〜私の好きなかあさまの〜」ではないですか?
うちの息子の幼稚園(浄土系)では献花、献香、歌の3セットが園児のお勤めみたいです。
息子に聞くと「ののさま」=「あみださま」らしいですけど、みなさんのお話を聞いていると
「ののさま(のんのんさま)」は仏様の総称なんでしょうか?

しかし、やはり歩かれましたか、あの道を!
私のときは極端にシーズンと時間を外していて交通手段がなく、徒歩以外の選択肢がなかったです。
今だと、徒歩を要求されると引き返してしまうかもしれないです(軟弱)。







コビトさん

表紙の案、いいですね!!
うう〜ん、趣旨が「母と子の見仏手帳」なら、無憂樹の下での麻耶夫人の出産シーンですね。
そうすると、見仏手帳は「お母様の許可が必要」となります。
もしくは「幼い見仏人のための手帳」なら、誕生仏ですな、「オレ1人でやるぜ!」的な意味合いを込め…笑。
それから、「強制」については…笑いました。
その一項前では「全国有名寺院で」と書いてあるあたり、改行するまでは「任意加入」のつもりだったみたい。
邪念おそるべし…

「のんのん」「ののさま」は、私の周りでも仏様全般を指してるようです。
大人に聞くとのんのんだから「観音様?」ってな感じ。
多分「のん」という音的に本来は観音様なんでしょうが、広く使われてるんでしょうね。

あまり関係ありませんが、石仏石塔板碑がわっさり展示してある埼玉の某博物館では
こども達はそれらのことをこう呼んでいました…「オーパーツだ!!すっげー!」と。
でも2〜3歳くらいの小さい子は「のんのん」と言って一基ずつ手を合わせている子もいて…
今考えてみれば立派な「仏童」じゃないですか!!笑
プロフィール

須菩提

Author:須菩提
朝から晩まで、2名の仏童様方にせっせとお仕えする日々。彼らのお世話の彼方にホトケがうっすら見えまする…。西方浄土ははるか遠く、思慕の念は深まります。

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